ハゲ親父のささやき

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シリーズ一番の痛快娯楽スパイアクション‼「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」

 

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こんにちは、カズノコです。

 

トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル」シリーズについて語っていきたいと思います。今回は第4弾!

 

ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」(2011)

 

前作「ミッション:インポッシブル3」から5年、やっとほんとに見たかった「ミッション:インポッシブル」が帰ってきた!

 

前作ミッション:インポッシブル3(M:I:Ⅲ)」では映画の後半からは、「おいおい、イーサンよ、嫁さんに見せ場さらわれてどうする…」と思うくらい、あまりに嫁さんのジュリアに話が傾斜してしまったと思うんですね…。

 

何度も言いますが、スパイに恋人や嫁さんは邪魔になるだけで、特に「スパイ大作戦」のようなチームワーク重視でミッションを遂行していくうえでは迷惑なだけ!と言いたい。

 

プロデューサーとしてのトム・クルーズも目は確かで、恒例にもなった毎回監督を変えることによって、そのへんはきちんと軌道修正しています。

 

今回監督を務めたのはアイアン・ジャイアント(1999)やMr.インクレディブル(2004)など数々のアニメ作品で知られるブラッド・バードです!

 

この「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」がブラッド・バード自身初の実写映画監督作品となったのですが、トムもよくオファーしたな、と感心しました。ホント見る目がありますよね…。

 

実写映画の監督がアニメ作品の監督をするというのは意外とあるもんですが、アニメ専門でやっていた監督が実写映画に挑戦し、それがまた大ヒットしてしまうなんてすごいですね。

 

私が一番、アニメ監督らしさを感じたのは、このシリーズおなじみの導火線を点火しテーマ曲が流れて、タイトルやキャストが流れるオープニングです。

 

この「導火線」のタイトルシーン、2作目の「M:I-2」と3作目の「M:I:Ⅲ」では、ちょっとはしょられていたんですよね…。

 

ミッション:インポッシブル」のタイトルロールは、今回のミッションで活躍するメンバーそれぞれのシーンをはさみ込まないと「ミッション:インポッシブル」のタイトルとは言えないと個人的には思うのですが、CGをうまく組み合わせた「ゴースト・プロトコル」の「導火線」はまさに完璧で、それだけでも見どころがあります!

 

また、チームのメンバーも前作までの「添え物」的な扱いではなく、メンバーそれぞれの個性や感情もきちんと描かれていて、このシリーズ本来の姿に戻しているところもいいですね!

 

ジェレミー・レナー演じるブラントは、カッコイイだけでなくちょっと謎めいていていざという時に頼りになるやつ。

 

サイモン・ペッグ演じるベンジーは、前作から昇格してますね!彼の愛すべきキャラクターは超貴重です。この後のシリーズになくてはならないメンバーになっていきます。

 

ポーラ・パットン演じるジェーンは、今のところ今回だけの出演がちょっとさびしいですが、レア・セドゥ演じる女殺し屋との一騎打ちは私怨もからんでのメチャ激しいバトルを見せてくれます!

 

そして何よりもこの「ゴースト・プロトコル」のいいところは、この映画を見た人誰もが、「ああ、あの○○のシーンがすごい映画でしょ」と言えるシーンがあることです。

 

まあ、誰もが想像がつくと思いますが、もちろんそのシーンとは、中東のドバイにある世界一の超高層ビルブルジュ・ハリファ」の壁面を、トム・クルーズが文字通り貼り付いて上り、垂直に駆け降りるシーンです。

 

私も、「ここまでやるか!」と度肝を抜かれたと同時に、「どうせCGじゃないの…」と一瞬思いもしましたが、ヘリコプターやクレーンカメラを駆使して撮影されたようです…こわ…。

 

このシーンで使われた「壁面吸着グローブ」も007ばりのギミックで楽しい!ちょっと調子が悪くて時々落ちてしまうところも最高ですね。

 

アクション、ギミック、メンバー、ストーリーとバランスよく楽しめる「ミッション:インポッシブル」シリーズ一番の傑作としてオススメです!

 

 

 

 ブラッド・バード監督の実写映画2作目。「ディズニーランド」っぽい題名に変な先入観を持って見ていない人はいないでしょうか?そんな人にこそ超おススメです!

トゥモローランド (吹替版)

トゥモローランド (吹替版)

 

 

ブラッド・バード監督の初監督作品!アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞で9部門を受賞した傑作です。この「シグネチャー・エディション」は幻の2シーンが追加収録されています。

ところで、「アイアン・ジャイアント」はスティーヴン・スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」(2018)の中でも大活躍していましたね。